時効援用 信用情報、それぞれどんな関係があるの?

借金 時効か返済どちらが将来的には良いの?でも書かせて頂いた通り、今回は消滅時効について詳しく書きたいのと、信用情報との関連性についてまとめたいと思います。

そもそも消滅時効って何?

時効とは、法律上認められたもので、権利義務といった法律関係を安定化させるために、長く続く権利義務関係を認めたり、なかったものにする事にできるものです。

そのため、権利関係を認める場合は「取得時効」と呼ばれ、権利関係がなかったものにする場合は「消滅時効」という風に呼ばれます。

借金の場合は、そもそも借金の貸し借りがなかったものとする「消滅時効」が問題となります。


しかし、なんでもかんでも借金が消えてしまっていては、貸す方も貸せないですし、経済的、常識的にもおかしくなってしまいますので、消滅時効であると主張するためには(=これを消滅時効の援用と呼びます)、時効が中断されずに進行し、最終返済日より5年以上経過している事が必要となります。

いったん、時効の中断事由が起きると、そこで進行がストップし、また1から時効の進行が始まりますので、なかなか時効成立というわけにはいかないというのは、ここに理由があります。


では、時効の中断事由とは何か??について、きちんと知っておかなければ、消滅時効の進行を妨げる事になりますので、最低限の知識として身につけておきましょう。


民法147条に記載される時効の中断事由

消滅時効の進行をストップする事由についてですが、以下の3つが挙げられます。

  1. 裁判上の請求
  2. 債権者が裁判を起こし請求してきた場合、支払督促の申立、和解及び調停の申立があった場合などを指します。

    ちなみに、裁判上の請求が認められ、消滅時効の中断となると、次は10年先まで時効完成するのが伸びますので、以前よりも時効完成まで遠くなります。

    ただし、催告されただけで裁判上の請求に該当しない時は、催告後6ヶ月以内に上記の手続きを踏むことが必要です。

  3. 差し押さえ、仮差押え、仮処分
  4. 法的な手続きで差し押さえや仮処分などがあった場合に、時効は中断します。

  5. 債務の承認
  6. 自ら借金がある事を認め、借金の支払をした場合、時効は中断します。


時効が中断した場合は、信用情報がどうなるの?

時効が進行しているという事は、相当に借金を支払っていない状態が続いていると予測されます。

そのため、信用情報には「長期間に渡り延滞」という情報や「貸倒れ扱い」として登録されている事が予測されますので、異動情報が報告されていると思ってまず間違いないかと思います。


消滅時効の援用ができれば、上記のような異動情報や借入情報はすべて消えます。
借金 時効か返済どちらが将来的には良いのを参考にして下さい)

しかし、上記の通り、消滅時効の中断が行われると、時効の進行は一からという事になりますので、信用情報には異動情報が引き続き残ることになりますので、個人の信用情報は悪化状態・・・

と言われても仕方ないかも知れません。


以上、今回は消滅時効についての解説と信用情報が受ける影響について書かせて頂きました。少しでも参考になればと思います。

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